平成28年3月25日(木)くもり
ギター コードのお勉強がマイブーム.
鮫島さんという,札幌出身のジャズギタリストの無料講義を聴いたら面白いことを言っていた.
成る程と思ったので要約して紹介しておこう.
ギターを弾くと言うことは,ギター語で音楽を語ることなのであると.
つまり人が言葉を覚えるときに,「ママ」とか「いやだ」とか,「欲しい」とか,そのような言葉を覚えて行く.
そして,さらに進むと,「アイス食べたい」とか「これいやだ」とか,簡単な文章を話す様になる.そして,さらに進むと,もうちょっと複雑な文章を話しだす.
つまり鮫島さんが言うには,「ママ」とかそのような単語がコードなのだ、と.
ただで言葉が話せるわけではないし,ただでギターが引ける訳ではない.
最低まず覚えるのがコードであると.
さらに「アイス食べたい」とか言う簡単な言葉というのが,簡単な初歩のコード進行である.G7を弾いて,Cを弾くと音楽になる.
そしてこれを発展させて行くと良いのだ,と.そうすると,自然な音楽が出来てくるのだ,と.
まあ,これが更に進むと,コード進行の代表的な例として,カノン・コードというものがある.ハッペルヘルのカノンはこのコードだけで曲を作っている.有名な曲である.このコードでバリエーションを作っていくと,1時間くらいの曲になったりもする.
まあ,今,私はここである.
今までクラシックギターを始めて35年くらい.時々,コードと言うものを勉強しようと思い,本を買ったり,フォークギターに取り組んだりしてみたが,うまくは行かなかった.
まず本を読んでもさっぱり分からない.いや,ギターの先生にも教えて頂いたがサッパリ分からなかった.
ギターの先生のS先生はドイツのアーヘン音楽大学での本格派.特に和声学は理屈好きのドイツ仕込みで本格派.しかし,よく分からなかった.私には難し過ぎたし,自分の覚えたいものと方向性も違う様に思えた.
フォークギターもしてみたが,確かにすぐは弾ける,歌える様にはなる.でもやはりこれが私の求めるものではない.このようなことが今やっているクラシックギターに役に立てば,と思ったのであるが,そうはならなかった.
このようなことが,5−6度は続いた.
今度は上手く行きそうだ.
カノンコードを中心にいろいろと勉強している.
Cが主体なのであろうが,いろいろと移調してギターで弾いてみる.するとコードというものが体で分かって来る様な気がするのである.
と言っても端緒についたばかり.これからである.
笹島明夫無料ジャズギター講座 基礎は誰でも覚えられる
とうようなことを円山のスターバックスで書いてみた.つまり結論.
ギターのコードのお勉強がマイブームであるが,これは自分なりに音楽の秘密を知りたい,という自分の欲求に自分なりに答えを出したいのだと言うこと.
唄う様に楽器を弾けたら と思うのである.
もっとギターで,楽器で遊びたい.このように思う.
それは人が言葉を喋るのと同じ.
どうも言葉が,コードに当たるものと.
そして,コード進行,というものがきっと,単語をつなぎ文章にしていくことと思うのである.
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