今日は
さて、今日の話題は英語の話題。
また、要らないことを始めたようです。
発作的に自分の「英語」というものをまとめたくなりました。
まあ、具体的にどのようにしているかというと、「英文法解説(江川泰一郎 著)」を読んでおります。
この本は知る人ぞ知る、英文法の名著です。
おそらく我が国においてもっとも良い英語の文法書の一つだと思います。
1958年からのロングランです。
江川先生はお亡くなりになりましたが、この本は現役で今も書店で売られております。
高校生のころ、先生か友人に言われて本屋さんで買いました。
随分と難しい本であるな、と思いました。
とても私の手に負える本ではありませんでした。
時は流れて30年。
5年ほど前でしょうか。
本屋さんで時々お見かけして気にはなっていましたが、ついに買ってしまいました。
旧友と久しぶりに出会い、家で酒を酌み交わした、という感覚でしょうか。
しかし、相変わらず難しい友人です。
会話は弾まず、この本も再び本棚の隅で眠りにつくことになりました。
この頃、なぜか英文法書を買い集めておりました。
旧版でもう売っていないものから、現在、売られていて評判の良いものをいくつか・・・
漠然とですが、自分の「英語」というものを何とかまとめたかったのでしょう。
新々英文解釈研究(絶版)
ロイヤル英文法
表現のためのロイヤル英文法(マーク・ピーターセン 著)
英文法詳解 木村(絶版)
チャート式 青
安藤貞夫 現代英文法講義
アルク 英文法(正式名称を失念)
小野圭 英文法の本 名前を失念 本棚のどこかにあるが(絶版)かなり古い 終戦直後の本。
結局、英語を身に付けようと思ったら、まず英文法をきちんとやる。
そうして、自分の頭の中に強固な「井形」を作らなければならないのではないか、と思った。
では、どの参考書で作るか、ということになり、パラパラと上述のものをめくった。
チャート式、本屋で見た高校生に評判のフォーレストは、ちょっとガキ臭い。
ロイヤル英文法はくどすぎる。
安藤先生の現代英文法講義は、難しすぎるまた、くどい。
英語をここまで数学のように理論化しなくても良いのではないか、と思った。
新々英文解釈研究は文法書とは言えない。高校時代、よく勉強したが。
結局、数学はオリジナル問題集。英語はこれである。
表現のためのロイヤル英文法(マーク・ピーターセン 著)は、なかなかの本だと思う。
コラム(Helpful Hint)がすごく良い。
日本語と英語の違いがピーター先生が明らかにしてくれている。分かる。
結局、「英文法解説(江川泰一郎 著)」を採用。今読むと例文が豊富で含蓄も深い。
ただし、わからない単語もあるので辞書を引かなくてはならない。
また、文法の説明自体はあまり沢山はない。丁寧でもない。
春秋の筆法、というか、一言で簡潔にスパッと言い当てて来る。
分かる人には小気味好いが、わからない所はまったく何を言っているのか分からない。
これが故に、高校生の私、そして多くの高校生には取っつきにくい参考書であったのであろうな、と思う。
今の私が、高校時代の私に比べて英語力が向上したとは思いえない。
いや、むしろ退潮したとさえ思うが、人生を踏んできたせいか、チャート式などに比べてちょっと長めで、分からない単語もよく出て来る参考例文も、その中に含蓄されているものを楽しむことが出来るようになった。
難しい英文も英文解釈の練習と思えば、面倒くさくもない。
文法的なことで分からないことは、表現のためのロイヤル英文法(マーク・ピーターセン 著)や、新々英文解釈研究を参考にしている。
新々英文解釈研究は、高校時代に塾で必死に勉強した本。
自分の英語力を涵養した主力であるとともに、大人の世界への扉を開いたような本と考えている。
私にとって永遠の聖典とも言える本である。
今回のお勉強のポイントであるが、ただ本を読んで、分からない単語は辞書を調べて行間にその意味をメモしているというやり方ではない。
実はパソコンを使ってやっている。
本をスキャンし、KeyNote(マックのPowerPointのようなアプリ)に貼り付けている。
単語はこれまたパソコンに付属している英語辞典(コーパス英和辞典)をコピペしている。
言うまでもなく英単語というものはいろいろな意味を持っている。
それを行間にちょっとだけ書くだけでは、単語の意味を捉えたとは言えないだろう。
コピペして、ドンと貼り付けておけば、あとから見ても勉強がしやすいのである。
ついでに、 表現のためのロイヤル英文法や 新々英文解釈研究で参考にしたところもスキャンして貼り付けている。
これも良い。
思い出すに、当時の高校英語と中学英語のギャップは相当なものであった。
高校で扱う英文は長くて、内容も難しかった。
日本語で聞いてもなかなか容易に分からないものも珍しくはなかった。
このような英文を解釈するにあたり、分からない単語の辞書を引き、行間にチョロチョロとメモをしていくが、こんなことで解釈できるような文章ではなかった。
その上、分かりきった単語と思っていた、have, get , asなどが、暴れ回るのである。
あの時に、このKeyNoteやらスキャナーがあれば、英文解釈研究も教科書ももっと簡単に撃滅できたであろうと思っている。
「英文法解説(江川泰一郎 著)」を勉強している、と威張って書いているが、ここ3-4日のことなのである。
しかし、第1章 名詞 を読み終わり、今、ちょっと飛んで、第13章 準動詞 の所を読み進んでいる。
不定詞、動名詞、過去分詞のあたりである。
この辺はなかなか難しいし、どうも自分でも理解が足りないところがあるのではないか、と思っていたところである。
水曜日くらいまでに読み終わると思う。
この本は全部で18章ある。水曜日で1/9が終わるのか。
全部やれるのか、途中で挫折するのか、定かではない。
しかし、このようなことに思い当たったのでちょっと書いておこうと思ったのである。
(平成29年5月29日)
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