2018年3月11日日曜日

カーリング 吉田知那美選手の英会話




あくまでも彼女のすごさと魅力はカーリングであるということ。これを忘れてはいけない。彼女がTOEIC 800点取るぞ、とか言って日夜、英会話の勉強をしているわけではない。そんなはずがない。そんなことをしていたら、カーリングでここまではとても行けなかったであろう。
 彼女は、彼女らは四六時中カーリングのことを考えている。
 そうでなければ銅メダルなんか取れないぞ。

 このインタビューを見て確かに彼女は英語が上手だと思う。
 それはなぜか。
 彼女らは、もう1年の半分くらいあちこちで試合をしている。海外遠征だってたくさんしている。その時に、世界各国の人といろいろ話しているのである。もちろん話題の中心はカーリング。
 また、彼女は常呂町の高校を卒業してからソチオリンピックまでの約4年間、北海道銀行に勤めてカーリングをしていたが、そこには日系カナダ人の監督がいたし、もちろんこと時も盛んに海外遠征をしていたことだろう。
 このように英語に接する環境にいたからある程度上手になるわけであるが、彼女が話せる英語は、あくまでもカーリングに関することだけである。彼女の英語を愚弄しているわけではない。英語、語学とはそのようなものであるし、それで良いのである、ということを私は言いたいのである。

 あと英会話というものは、一種のセンスみたいなものがある。何でもそうであるが、元々のちょっとした才能というものがある。彼女に英会話のそのような「才能」があるとも思う。でもそのようなちょっとした「才能」を持っている人はかなりいる。何も珍しくはない。
 だから最後にもう一度言おう。あくまでも吉田知那美選手の魅力と持ち味はカーリングなのだ、ということ。
 そして我々のやるべきことは、吉田選手のカーリングに当たるものを身につけることである。
 
 英会話 ではない。

 今、日本全国 英会話コンプレックスに陥っている感がある。それはナンセンスだよ、ということを私は強く言いたいのである。




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