2015年1月7日水曜日

小学生に英会話なんか,お辞めなさい



今日は,職場で小学生のお子さんを持つ人と子供教育談義.



 議題は英会話談義.



 塾は今,子供の英会話で熱いね.

 今,子供らの教育環境が英会話で一杯一杯になっているようだ.塾では,これからは英語だ,と叱咤されている.
 これからは,と言っているけど,今までも英語は受験科目で大事な科目の筆頭だ.
 厳密に言うと,塾の先生は,「これからは小学生の英会話だ」と言いたいのだろうな.

 まず,一般論から.
 塾の先生は3つのことを考えてやっている.1)生徒の力を伸ばすこと  (おお これは良いことだ)

2)塾の経営 (これも大人の事情.でも,そのためには,良い授業をして子供達の心を掴み,子供らの学力を伸ばしてやるしかない.一人一人の子供の正確を把握し,褒める所は褒めて,叱咤する所は叱咤してもらう  良いコトだ.,加齢臭もするが)

3) 自分を守ること これはどう言う事かと言うと・・例えば,高校1年生くらいで塾に行くとしよう.
 あまり出来ない子.「どこの大学に行きたいのだ?」くらいは聞かれるだろう.

 まあ,北海道では,親も言うし,小さな声で「北大」とでも言ったとしよう.すると,北大に行くのならこのくらいの問題をやらなくては,は,どっさりと難 しい問題のプリントが渡される.やれるはずない.もっと,二次関数のグラフの書き方とか,中学の数学までさかのぼって,基本的なことをやって欲しいのに, そうはしないみたい.

 それで,おれたちはこんなにやった,と言うのであろうさ.言い訳作りのためのドッサリプリント、という訳だ。

  先のお子さんを持ちお母さんの所なら,「英会話大事だって,言ったべ」ということになる.まあ、今、この情勢で、塾の先生自身が、「英会話なんてお辞めなさい」とは言いにくい。政府からは学校では小学3年から英語をやると言う声も聞かれる。

 塾ではむしろ、英会話を煽り、自分の塾でも小学生の英語の授業も充実を図り,塾の経営の充実も図っているはずだ.

 だからこそ、私は強く確信を持って言うのだ。

 くだらない.小学生の英会話なんか,お辞めなさい.  

 でも学校で,馬鹿な授業をやるのであれば,仕方がない.それを生徒としては受けるしかない.

 でも,くだらないぞ.英語に慣れる授業を目指すそうだ.外人教師がやろうが,日本人教師がやろうが,同じ. 何も身に付かないだろう.
 小学生にとって退屈な授業となるだろう。

 小学生なら,まず,日本語だろう.

 子供の学力を付けたいと思ったら,まず日本語だ.具体的には本を読む習慣をつける.本を読むことは楽しいな,と子供が思ってくれたらしめたもの.これで勝ったも同然.その地域の伝統校,というか,一番校みたい所には行ける.

 あと,もちろんだけど,数学で落ちこぼれない様にする.

 それで余力があれば,英会話? それよりも楽器をやったり運動をして体力を付けた方がずっと良い.英会話なんかその後の後.二の次,三の次.

 きちんとした長期戦略に立って,子育てすべきだろうね.

 一時の流行に乗っては,子供を金をかけてダメにするだけだろう.

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