2018年7月5日木曜日

骨粗鬆症を当院ではどう診ているか 症例3 76歳女性

骨粗鬆症を当院ではどう診ているか 症例3 76歳女性

 当院で平成24年から診ている患者さん。
 25年から、他医でビスフォスファーネート製剤の注射薬を打っていたが、思ったほど骨密度が上がらないようでした。
 そこで、デノスマブ(商品名 プラリア)を使用。
 この薬剤は1ヶ月に1度の皮下注射なので、患者さんも楽なようです。
 ビスフォスファーネート製剤とは異なった経路で骨を増殖させる作用があるので、期待できると思います。
 検査の結果を下記に示します。





当院では、腰椎、および、両方の大腿骨頸部の骨量を測定しています。骨というものは体全体で均一に減少していくものではなく、時として局部的に骨量の減少が進むことがあります。また、腰椎と大腿骨は骨粗鬆症の原因となる骨折が生じやすい部位で、しかも骨折した際に体の受けるダメージも大きいのでこれらの部位の骨量変化をいち早く正確に捉えるために、この三点で実施しています。また、このように三点で測らないと、骨密度の実態はきちんとは分からないもの考えております。

身体機能データ
 片足立ち 60秒

 握力 右18kg  左16kg

運動歴
 お若い時にはほとんど運動をされなかったと。
 50歳から歩行を心掛けているとのことです。

食事(1日の摂取量 当院のアンケートから)
 カルシウム 781 mg
 ビタミンD   431μg
 ビタミンK  885 国際単位

 食事の目安として、カルシウムは600-800mg ビタミンDは300μg(最近は1000μg以上が望ましいという学会での報告もある) ビタミンKは200-300国際単位 以上が望ましいとされています。

 食事は非常によろしいです。充実しています。
 骨密度は少し少なめですが、食事をきちんと取られているので、非常にお元気そうに見えます。というか元気な方です。
 背筋もまっすぐです。

 食事は本当に大事です。

 運動も定期的にするよう心がけたいものです。
 
 注射の効果に期待です。6ヶ月後にまた検査する予定です。

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