2017年3月13日月曜日

紙カルテの解像度は8K相当 電子カルテの画面は1K です



 電子カルテと紙カルテを比較します。

 紙カルテを、電子カルテ的にその性能を評価してみましょう。

 A4の紙カルテをさっと開くとA3になるわけです。

 言うなれば、これはA3の画面です。だいたいこれは24インチモニターに相当します。

 しかもその解像度。

 今の電子カルテの画面はフルハイビジョンが主流です。1Kです。

 今、テレビは4Kが主流となりました。故に電子カルテの画面もこれから4Kが続々と出てくるでしょう。


 でも紙カルテは8Kです。解像度が全然違うのです。

 また、外来で、もちろん医師の前でカルテは開かれているし、そのほかに処置を有する患者さんのカルテが、処置台に3-4冊開かれているものです。

 紙カルテを使用する外来では、当たり前のように、A3サイズの高性能8Kの細密画面が同時に4つくらい開かれているのです。

 しかも、この画面、全部タッチパネルなんです。

 タッチパネルだから、20ページくらいのカルテもパッパとめくり15秒もあれば情報を取れる。

電子カルテはここまでタッチパネルの性能はありません。スクロールが主体です。これが性能の違いなのです。

 「電子カルテはザーッと見ることができないんだ」と皆、一様に言いますが、それはこの性能の差なのです。

 ここまでは今のITは来ていません。私がスペック不足というのはここなのです。


 また、紙カルテは落としても壊れません。堅牢なのです。

 札幌市内のどこやらの病院で、看護婦さんが回診中にタブレットの端末を持って患者情報を取りながら回診していたそうです。

 それを、うっかりちょっと落としたら、壊れました。

 なぜかそのタブレットがその病棟の主力のものだったらしく、その病棟業務が大混乱に陥ったそうです。

 業者にお願いして、タブレットの情報は取り出せてことなきを得たそうですが、このようなデータの復旧 金がかかります。

 壊れたタブレットの代替え機にも金がかかったでしょう。

 電子カルテの欠点はこの脆弱性です。

 もちろん据え置き型のものなら落とす心配はないですが、やはり時にはタブレットや小型PCで持ち歩いて業務をしたいですよね。
 すると、落とす、という危険性がある。これは無視できません。


 逆に言えば、このくらいスペックが上がると、電子カルテが紙カルテを駆逐することになると私はみています。
まず、8Kモニター(テレビ)は東京オリンピックの時には、商業ベースに乗るそうです。これはわずか3年後です。


 それがタッチパネルとなり、すごく軽く、堅牢になる日もくるでしょう。

 すごく軽くて堅牢 というのが技術的に難しそうですね。


 でも、10年で解決するかなあ。

電子カルテを問う 目次

電子カルテを問う・・・今はまだコンピューターの性能が足りない HDの容量

2. 電子カルテのスペック ハードディスク(HD)の容量
 電子カルテを使っている先生方がよくボヤかれることに、最初はサクサク動いているのだが、使っていて年数が経つとやたら動作が重くなる、というのがあります。

 これは単純に言うと、データがだんだん溜まってきて、ハードディスクの容量に余裕がなくなってくるからです。

 メーカの人は最初、売ろうと思って良いことばかり言うものです。
 電子カルテ上に、写真もビデオも貼り付けられる。便利でしょ、みたいな。

 でも、そんなことをしたらすぐハードディスクの量が満杯になり、動きが非常に遅くなります。だから、電子カルテをお使いの先生方は、写真を載せるのは所見のあるものを最低限、ビデオなどとんでもない、という考えで約やか(つづまやか 表外読み)にお使いになっているみたいです。

 でも、時間が経つとハードディスクの容量いっぱいとなり、電子カルテの動作がもたつくのは避けられないようです。

 結局はこれもスペック不足と思うのです。

 しかし、ハードディスクの容量はどんどん大きくなっている。

 思うに私は1990年にMacintosh IIciを買いました。当時、だいぶ安くなった、と言いつつも70万円でした。実装ハードディスクは100MB随分と巨大で頼もしく思えたものです。
 それから、4年後くらいでしょうか。知り合いが、Macintoshの新型機種を買うと、実装ハードディスクは500MB. 大きくて大きくて、二人してたまげたものです。

 しかし、時の経つこと25年。今や、2テラ、3テラが標準的となりました。

 計算すると、約5年で10倍強になっています。

 故に今のコンピューターだって、あと5年もすれば、実装ハードディスクは10倍になる。
 
 すると電子カルテで、容量が大きくなって、数年経つとモタついてくる、というのもなくなるのではないでしょうか。

 5−6年に1回の買い替えは今まで通り業者は強要してくるに間違いないですが、モタつきの問題は解決するのではないでしょうか。


電子カルテを問う 目次


結論:やはり今の電子カルテはいろいろな意味でまだスペック不足。しかし、5−6年で実装ハードディスクの小ささによるモタつきの問題は解決するでありましょう。

電子カルテを問う その1 その度外れた値段

電子カルテを問う その1 その度外れた値段



 さて,改めて今更ですが,電子カルテについて問いたいと思います.

 ちなみに私の医院は紙カルテです.

 電子カルテの絶対的デメリットは,その値段だと思います.

 良く知られている事ですが,改めて・・・

 保守点検料もそうですが,5−6年に一回,部品がないとか,ソフトを更新しなければならない,とか言って,買い替えを強要されます.

 クリニックでは400−500万.

 病院では1ベットあたり100−200万と言われています(100床なら1億か2億)

 これが高いのか,安いのか?

 別の言い方をすると,クリニックでも病院でも,大体,売り上げの1%強となります.これは結構なものと思います.

 クリニックはいざ知らず,病院の利益は1−3%と言われています(繁昌している病院はこの数字はもちろん下がります).これが電子カルテ導入で吹き飛びます.本当に痛い.考えなければならないところと思います.

 今,特に病院ですが,いろいろな動きがある様です.

 大きな病院は電子カルテ導入が進み,その人たちが中小の市中病院に就職する様になってきました.
 すると,紙カルテを見た事がない看護婦さんも多いみたいです.もちろん若いドクターもです.

 すると,電子カルテにしないのか,という声が上がってくる様です.

 院長や理事長も迷っておられる.

 新しい職員は「電子カルテは便利です」と言う.

 しかし,私と同じ歳くらいの院長や婦長さんには,全然便利な様には見えない.

 便利に見えない物は買う気にはならない.当然である.

 そのような職員と話した事もあるが,一様に,電子カルテの費用のことは,知らない様です.

 やはり,電子カルテの値段,ということを強く考えるべきではないかと思うのです.

 利益が1%くらい吹き飛ぶと,大変です.

 

 このようなことも,労使ともに考えるべきと思います.

 今,いろいろ電子カルテの歴史的意義について調べています.



 今が電子カルテの端境期と思います故に.



電子カルテを問う 目次

電子カルテを問う

 電子カルテというのは、本当に効率の良いものなのか、医療に資するところがあるものなのかを、ここで徹底的に考えていきます。

目次

1. 電子カルテ その度外れた値段

2. 電子カルテを問う・・・今はまだコンピューターの性能が足りない HDの容量

3. 紙カルテの解像度は8K相当 電子カルテの画面は1K です

4. 紙カルテか電子カルテか・・・最も大事なこと

5. カルテの置き場所:電子カルテの大きなメリットが崩れた

6. 電子カルテで、カルテのデータは本当に永続的に保存できるのか?

7. カルテをパラパラと見て、その患者さんの病歴をざっと見るのは紙カルテの方が圧倒的に電子カルテより有利

8. 医療制度で電カルを強制するな

9. 私の電子カルテ作成の試み

10. 永遠の保存を jpg で目指す

11. 私のスキャンしたカルテの整理の方法

12. 電子カルテとは何か

13. 電カル 保守点検料も莫大

14. 電子カルテ PDF化への道(これは福音だと思うぞ)

15. IT世界の後進国の原住民になってはいけない

16. カルテの開示 時代の雰囲気を打ち破れ

17. 電子カルテ 真っ正直な意見1

18. 電子カルテを問う ワープロ打ちの功罪

19. 電子カルテは紙カルテを上回るか という記事を見つけたが・・・




2017年3月11日土曜日

カルテ開示は正義なのか

今日は 

 今日、熊本に飛びます。今、外来。少しヒマヒマです。

 今日はカルテ開示に関して思うところを書きます。

 まずは、カルテ開示とは良いことなのか? ということ。

 カルテ開示は、私、個人的には嫌いです。全く馬鹿げたことと思っています。

 しかし、個人情報保護法の解釈の関係で、どさくさで長い議論に終止符が打たれたようです。

 カルテ開示は、一種の義務みたいなものとなりました。
 
 さて、カルテを誰に開示するのかというと、患者様に対してであります。

 それをどう使うのかというと、患者様が使うのではなく、裁判やら、何やらで、保険屋さんや裁判所で使うのが一般的である。

 あと、地域連携とかで、別の病院の医師が見る、みたいなことも行われつつあるようです。

 これが、今のIT、電子カルテで一気に進んでいる。

 世の中はそのような雰囲気になっている。
 
 しかし、そうなのですか? と言いたいのです。

 カルテには様々なことが書かれています。というか、我々は書きます。

 カルテはその人の病状を記録するものであるが、その人自身を知るために必要なことも書く。

 病気を治すためには、その人を知らねばならないのです。

 例えば、家族関係、交友関係、・・・スポーツ歴 趣味 みたいなこと。
 
 時に、刺青があるとか、ないとか。

 家族の慶弔、病気 など。
 
 あと、その他 なども時には・・・

 よく交通事故関係からカルテを開示してくれ、と言われる。

 患者の同意があれがどうしようもない。もちろん同意書がある。

 しかし、このとき患者様は知っているのであろうか。カルテの内容をである。

 本来なら患者様が、カルテの内容を吟味し、事故による体の故障以外のところに患者本人が墨を入れなければならない。

 また、カルテ開示を求める人や同意書を取りに行った人はそのようなことを逐一患者に説明しなくてはならないと思う。

 地域包括ケアでも、その地域でその患者(利用者)に関わる医療機関、介護施設でカルテを共有できたら、という試みもある。

 しかし、こんなところで公開でもしたら、膨大な人がカルテを見ることになる。良いのか?

 自分のこと、身内のころが赤裸々に暴露されることもある。

 言ってか、言わずかは分からないが、「先生と俺の関係だから話すんだよ」ということもあると私は思っている。

 医師ならば、守秘義務というものを叩き込まれている。

 だからと言って、他の医師にカルテをそのままお見せしてしまって良いのだろうか。

 しかし、介護職員も見るとなるとどうなのか。すごい数の人が見ることになる。

 介護職員さんは、全員守秘義務を分かっているのだろうか。

 全員が体の底から分かってるのであろうか。

 また、裁判ともなれば、それは一般世間に公開されるのである。
 傍聴席に誰がいるのかは分からない。
 それで本当に良いのか。

 したがって、カルテを公開する場合、我々は常に患者の同意を取る必要がある。

 しかし、その時には「ここにサインして」ではなく(現在ではこのような感じが多い)、本当にかなりの説明をしなければならないと思う。

 おそらくは、不同意となるケースも多々あるであろう。

 交通事故にせよ、地域連携にせよ、病状について我々がサマリーを書けば良いことなのだ。
 それでことは足りるし、読む方にしても、効率が良いのである。
 
 こう考えるとカルテ開示はなにも正義ではないと思う。

 皆様もよくよく注意しましょう。


 伏見啓明整形外科 札幌骨粗鬆症クリニック 橋本英樹

2017年2月18日土曜日

小学生にとっては,英語よりも日本語の勉強が百倍大事


 道新 29年2月

安倍よ.またアホなことを始めるようだな.

 小学生は英語を勉強する必要はないのだ.必要なのは日本語の勉強である.本を読み,そこから情報を取ることが出来る様になること.これが大事である.本を読みそこから情報を得られれば,読書が楽しくなる.


 小学校の5,6年までにこのようにして読書の楽しみを覚えた子供は・・・3人の子供を育てた経験と,今まで見聞きしてきたことから,思い切ったことを言わせてもらえば・・・その地域の一番校,くらいに無理なく軽く入学出来るものなのである.
 政府の英語教育重視の政策を受けて,子供や幼児の英会話塾が盛んである.しかし,まったく意味がない.

 そんな所に通わせる暇があるのなら,本を読ませるのが百倍得策であろう.

 かく言う私も小学3−5年の時に,分厚い少年少女世界文学全集をひたすら読んだ.このことで自分の読書力を養ったのだ思っている.それが医学部に合格する学力を身につける原動力になったものと今になって思っている.安倍総理も,この政策を提言した楽天の三木谷氏自身も,小学生から英語をやったって学力は向上しない事は百も承知のことと思う.
 安倍よ.教育で国民を誑かってはいけないぞ.  註:誑る(たばかる):だます 


 楽天も三木谷さんが,社内英語公用語化とか言い出してからパッとしなくなったね.今や,カードを作るとポイント3000点進呈.そして,そのカードで買い物をすると,ポイントは2倍.とか言っておいて誘って,いつの間にか特典をなくしてしまう,という商売をしている.また,楽天のサイトを見ると,上下右左に広告が一杯で,自分の見つけたい物を広告の中から探さないとならないという,大変なサイトに成り下がったね.会議を英語でやっているからかな・・・そのくせ海外の楽天はこっそり閉店である.それが君の言う「社内英語公用語化」の成果かな・・・    

2016年12月5日月曜日

漢検1級 また落ちた,か・・・

平成2812月4日(日)晴れ

 今日は比較的暖かい日.

 今日は9時頃起きて漢字をした

 昨日,インターネットで漢検の合否を見たら落ちていた.7割弱.がっかりの結果.
 でも並の人間ならがっかりする所だが,小生はがっかりしない.なぜなら合否にかからわず次回の漢検も受ける気でいたから.
 また実際に漢字検定の試験の11月6日が終わった直後から勉強をしているから.

 いや,正確に言うと,この日に仙台から友人が来たのだ.昨日来たのだが,飛行機が飛ばなくて,もう1泊いることになった.昨日も実は宴会だったのだが,漢検があるから行かなかったのだ.それで彼と宴会をして家に帰ってから,お勉強した.

 11月6日から,1級の過去問 25年から21年までの分を便覧に整理した.それを2週間くらいやった.

 11月中旬から今までは,準1級の整理をしている.これも準1級の漢字だったのか,というのが結構ある.準1級を侮(あなど)ってはいけない.

 便覧に漢字海の項目をコピーペースとして入れている.また,今までにやったところも入れている.120頁まできた.あと4頁くらい.明日で終われるのではないか.今日,けっこうがんばってやれた.113頁から120頁まで完全整理.先行は122頁まで.
 124頁で終了です.

 夜に車の中で三線の練習.梅酒の燗を飲みながら.それでないと寒い

 赤馬節 ウォーミングアップに赤馬節とは.おれも出世したものだ.

 鳩間節 正調と早調子 早調子は工夫が必要

 くいぬぱな 早調子

 川良山

 石ぬ屏風

 島唄

 けっこう充実した日だ.
 
 落ちていたのでけっこう切羽詰まって勉強出来た.良い.