今日は
電子カルテについて私が話題にするのは,以下二点を危惧するからであります.
1) 電子カルテが義務化される動き 個々人の裁量を国が強制してどうする.これはファッショです
2)電子カルテを使わないのは時代遅れである という雰囲気
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2)に関してですが,電子カルテは一度契約したらその業者の言いなりになります.他に移る選択肢がない.
これを奴隷化、隷属化 と呼びます。
これに関する対策としては,電子カルテの記載事項が,ボタン一つでPDF化されると良いのです.
この技術は業者はもう持っていると思います.そんなに難しいことには思えない.
でも絶対に公開はしない。
そんなことをしてしまったら,奴隷化出来なくなるではないですか.だからやらない.
そのような邪(よこしま)なものが電子カルテにはあるのです.
このようなものを「進んだもの」とは言いません.
邪悪なものです。それが電子カルテの使い勝手を非常に悪いものにしているのも事実です。
これについては,電子カルテを使っている人も,使おうとしている人も,紙の人も,電子カルテの業者を見たら「PDF化できないの」と言い続ければよいのです.そしてら根負けしてPDF化ができるようになります.
PDF化ができないと電子カルテはダメです.先ず第一にカルテの保管義務がある.これを果たせない.
裁判になって,カルテの提出を求められたときに,「業者が馬鹿だからカルテがなくなった」では済まされない.
(註:電子カルテの業者を変更した場合、前の電子カルテの内容を新しい電子カルテには移行できない。故に、前のコンピューターを置いておいて、必要なときには見ることになる。しかし、このコンピューターが故障すると、永久に見られなくなる。悲劇である)
場合に寄ってはこちらだけが痛い目に遭うことになる.
このような重要書類は,普遍的なファイル形式で持っていないとダメです.
私ごとですが,かつてEG Wordというワープロソフトを愛用しておりました.
気がついたらいつの間にかなくなっており,このワープロで書いた記録,日記は現在死蔵されてしまいました.
コンピューターはこのようなことが簡単に起こります.
故に,普遍的なファイル形式で保管するのが,肝要です.
今の電子カルテのあり方は,業者の欲得のためにこの点で大間違いをしております.
まあ,この2点を強調したいと思っております。
電子カルテが便利か、便利でないか、というより、電子カルテの時代かな、と不安に思いながら紙カルテを使っている先生方のひょっとしたら、ささやかながら力になれたらと思い、この一連の記事を綴っております。
電子カルテを問う 目次
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