2. 電子カルテのスペック ハードディスク(HD)の容量
電子カルテを使っている先生方がよくボヤかれることに、最初はサクサク動いているのだが、使っていて年数が経つとやたら動作が重くなる、というのがあります。
これは単純に言うと、データがだんだん溜まってきて、ハードディスクの容量に余裕がなくなってくるからです。
メーカの人は最初、売ろうと思って良いことばかり言うものです。
電子カルテ上に、写真もビデオも貼り付けられる。便利でしょ、みたいな。
でも、そんなことをしたらすぐハードディスクの量が満杯になり、動きが非常に遅くなります。だから、電子カルテをお使いの先生方は、写真を載せるのは所見のあるものを最低限、ビデオなどとんでもない、という考えで約やか(つづまやか 表外読み)にお使いになっているみたいです。
でも、時間が経つとハードディスクの容量いっぱいとなり、電子カルテの動作がもたつくのは避けられないようです。
結局はこれもスペック不足と思うのです。
しかし、ハードディスクの容量はどんどん大きくなっている。
思うに私は1990年にMacintosh IIciを買いました。当時、だいぶ安くなった、と言いつつも70万円でした。実装ハードディスクは100MB随分と巨大で頼もしく思えたものです。
それから、4年後くらいでしょうか。知り合いが、Macintoshの新型機種を買うと、実装ハードディスクは500MB. 大きくて大きくて、二人してたまげたものです。
しかし、時の経つこと25年。今や、2テラ、3テラが標準的となりました。
計算すると、約5年で10倍強になっています。
故に今のコンピューターだって、あと5年もすれば、実装ハードディスクは10倍になる。
すると電子カルテで、容量が大きくなって、数年経つとモタついてくる、というのもなくなるのではないでしょうか。
結論:やはり今の電子カルテはいろいろな意味でまだスペック不足。しかし、5−6年で実装ハードディスクの小ささによるモタつきの問題は解決するでありましょう。
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